1998年に 「調理によるビタミン損耗」 という記事を新聞で読みました。その記事を探して、糸川先生のご著書『最新 ビタミン学 ― 基礎知識と栄養実践の手引き』(フットワーク出版 発行)で学ばせていただきました。
糸川先生が編集された 『ミネラルの事典』(朝倉書店 発行)からも多くのことを学びました。ミネラルは奥が深く、種類も多く、素人には難解です。
事典を開けば、「わからない事の連続といってよい有様で、はてなマークばかりです。「具体的にもう少しわかりやすくお教えいただきたい」と、糸川先生にお便りさせて頂きました。世界的にご活躍されておられる糸川先生が一市民にすぎない私のような者に、会ってくださいました。
「ミネラルの事典の、ここのところがわかりません」 と、糸川先生のご本を開きましたら、知りたいところに貼った付箋の数が多くて、糸川先生は 「こんなに私の本を勉強したのですか?」 とびっくりされて、親切に教えてくださいました。
私: 「先生、ミネラルを含むお水でお茶をいれると、香りや旨みが引き立ちます。それは何故でしょうか?」
先生:「浸透圧の関係でしょう。」
私: 「は〜あ?」
( 素人には、理解の扉が開いたかな ・ ・ ・何となくしかわかりません )
私: 「先生、ミネラルと酵素の関係は?」
先生:「それはね、酵素の中心には、各酵素によっていろいろなミネラルがあり、そのミネラルが少なければ、酵素の働きに、影響すると言えますね。」
その後も、京都のご自宅にお伺いさせていただいたり、日本マグネシウム学会などで、ご指導いただいております。
糸川先生のお陰で、最先端の先生方のご研究に触れさせていただき、幸せです。
多くの種類のミネラルは、お互いに助け合って、体内で働いているそうです。
もしも、カルシウムやマグネシウムの中に自分が入って、体中を動いてみることができたなら、きっと、とても忙しく働く様子が見えて、ミネラルに感謝してしまうでしょう。
ミネラルの働きは神秘的です。
糸川先生は、
「ミネラルは、バランスが大切」 と言われ、
「カルシウムを摂る、マグネシウムはもっと摂る」 と教えてくださいます。
糸川先生は、国民全体の健康のことを、いつも視野にいれておられます。
温かいお人柄にひかれます。
アイナ株式会社 代表取締役
北村惠子
糸川 嘉則(いとかわ よしのり)先生のプロフィール
京都大学名誉教授、
福井県立大学大学院看護福祉学研究科長
1959年 京都大学医学部医学科卒業。
1979年 京都大学医学部(衛生学教室)教授。
1997年 京都大学定年退官、同大学名誉教授。
1999年 福井県立大学大学院看護福祉学部学部長。
2003年 福井県立大学大学院看護福祉学研究科長。
専門は衛生学。
日本マグネシウム研究会名誉理事長、日本微量栄養素研究会会長などを務める。
1975年 日本ビタミン学会奨励賞、
1987年 日本栄養食糧学会賞、
1992年 ベルツ賞、
1996年 紫綬褒章を受章。
2000年 日本栄養食糧学会功労賞受賞。
出典:『医療従事者のための【完全版】サプリメント機能性食品ガイド 』
株式会社 講談社 発行
